不動産売却における購入申込書とは？見方や注意点も解説！

不動産売却では、さまざまな書類のやりとりをおこないます。
購入申込書もそのひとつですが、聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産売却における購入申込書とは何か、その見方や注意点も含めて解説します。
不動産の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

不動産売却における購入申込書とは

購入申込書とは、不動産売却時に購入希望者から提出される書類で、売主に対し明確に購入の意思表示をおこなうためのものです。
売買契約とは異なり、あくまで意思表示として提出する書類なので、購入申込書の提出によって契約が成立するわけではありません。
そのため、条件などによっては売主がキャンセルすることも可能です。
ただ、売却価格や引き渡しの時期などの条件について、買主の希望どおりではない条件を提示するケースもあるので、条件に相違があればお互いに交渉していくことになるでしょう。
なお、購入申込書の提出には5万から10万円ほどの費用がかかるのが一般的です。
申し込みがキャンセルされた場合には、この購入申込金は返金されます。

不動産売却における購入申込書の見方

購入申込書の見方として、書類に記載されている項目をご紹介します。
まず、売買価格の項目には、購入希望者がその不動産をいくらで買いたいのかが記載されています。
現在の残債や売却にかかる仲介手数料、抵当権抹消費用、印紙代などを考慮して、提示された売却価格で利益がどれほど得られるのかを確認しましょう。
次に手付金の項目では、売買契約時に売主へ渡される一部金について記載されています。
一般的に、手付金の相場は売却価格の5から10％です。
ほかに、住宅ローンの借り入れ予定額・融資承認取得期日の項目もあります。
なお、売買契約では、買主が住宅ローンを利用する際に承認が得られなかった際に売買契約を解約できるように、特約が設けられています。

不動産売却における購入申込書の注意点

購入申込書を受け取ったら、購入希望額とその根拠が妥当かどうかを確認しましょう。
売主が希望している金額で申し込むケースは少なく、値引きした金額で申し込む場合がほとんどです。
また、根拠もなく大きな値引きを要求している可能性もあるので、よく確認したうえで検討する必要があります。
また、手付金の金額も注意点のひとつです。
手付金については明確なルールが設定されていないので、双方の納得があればいくらでも問題はありません。
ただ、購入希望者の提示する手付金が少ない場合、より良い物件が見つかったときのためにあえて低く設定している可能性があります。
そして、買い付けから購入希望日までの期間が長すぎると、キャンセルされるリスクがあるので注意しましょう。

まとめ

購入申込書とは、購入希望者が購入の意思表示のために提出するもので、売買価格や手付金に関して記載されている書類です。
なお、購入申込書を見る際には、購入希望日や手付金などをきちんと確認しておきましょう。
私たち「府中まちづくり不動産」は、府中市を中心に多摩地区全域の不動産売却サポートをおこなっております。
弊社のホームページより、24時間不動産査定依頼を受け付けていますので、ぜひご利用ください。