近年増えている実家じまいとは？方法も2つのステップに分けてご紹介！

近年、相続などをきっかけに実家じまいにいたるケースが増えており「近い将来に自分もおこなうべきなの？」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実家じまいとは具体的に何をどうすることか、よくわからない部分も多いはずです。
そこで今回は、実家じまいとは何かにくわえ、その方法も2つのステップに分けてご紹介します。

実家じまいの意味とおこなう理由とは？

実家じまいとは、誰も使わなくなった実家を処分することです。
かつて実家は財産をすべて受け継ぐ方が相続する主な財産でしたが、近年は子どもが遠方で暮らしていることも多く、相続をきっかけに生家が負債と化すケースも増えています。
空き家を所有していると物件の維持や管理に多くの手間がかかるため、実家に住んでいた両親が亡くなったことを理由に、実家じまいがよくおこなわれています。
また、高齢となった両親が施設に入ったり子どもの近くに引っ越したりし、実家が空き家となったために家が処分されるケースも多いです。

実家じまいの方法①準備

一度処分した家は元に戻らないため、実家じまいをしても後悔しないか、事前によく考えておきたいところです。
まずは自分にとって実家が必要かどうかを考え、親族との話し合いもおこないましょう。
両親が亡くなる前に実家じまいをするなら、両親の住み替えに関してもしっかり見通しを立てておかなくてはなりません。
子どもの誰かと同居する、別の地域に家を新築するなど、具体的な計画がないと両親の行き場がなくなるおそれがあるため注意が必要です。
また、実家じまいを考えているときは、両親が所有する財産もご確認ください。
両親が実家の近くに土地や賃貸物件などを持っていた場合、それらの物件を今後どうするのかも考えておくと、実家じまいをスムーズにおこなえます。

実家じまいの方法②荷物や建物の処分

実家を処分するとき、家のなかに両親の荷物が多数残っていることも多いでしょう。
建物の処分にあたって室内に荷物がないほうが良いので、まずは残っている家財道具などを片付けてください。
地域のゴミ回収を使っても構いませんが、その場合はどうしても時間がかかるため、不用品回収業者などに荷物を引き取ってもらうのもおすすめです。
荷物がすべて片付いたら、建物と敷地を手放すために不動産売却の手続きを始めます。
物件の査定を受けたのち、不動産会社と媒介契約を結べば、一般の方でも無理なく買い手を募集できます。
なお、物件の魅力を高めるため、事前に家を解体して土地だけを売り出すのもひとつの方法です。

まとめ

実家じまいとは、誰も使わなくなった実家を処分することです。
実施したいときは、まず実家を手放しても後悔しないかよく考えるなどの準備をしましょう。
準備が済んだら、室内に残っている不用品を片付けたのち、物件の買い手を募集してください。
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