2024-05-24
遠方に住んでいる方が不動産を相続した場合、管理ができず空き家になってしまう可能性があるでしょう。
空き家は、放置しておくとさまざまなデメリットが生じます。
自分が亡くなったあとに、家族が困らないためにも、終活に向けて「自宅をどうするのか」を考えておきましょう。
そこで今回は、府中市を中心に多摩地区全域で、不動産を相続するご予定がある方に向けて、相続後の空き家の管理方法や放置するデメリットを解説します。
さらに、終活に向けて考えておくべき、不動産を空き家にしないための対策もお伝えしますので、ぜひご参考にしてください。
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「終活」とは、「自らの人生の終わりに向けた活動」のことです。
終活のなかでも頭を悩ませるのが、「相続」についてではないでしょうか。
そのなかでも、トラブルになりやすいのは、不動産に関してです。
そこで、「住まいの終活」をおこなううえでのポイントを考えていきましょう。
まずは、所有している不動産が、相続後に空き家になった場合の管理方法についてご紹介します。
定期的に換気をおこなう
人が住まなくなった空き家は、湿気がこもり、カビやシロアリが発生しやすくなります。
湿気を防止するためには、換気が必要です。
定期的に訪れて、窓や扉を開け、室内に風を通しましょう。
また、靴箱やクローゼット、押し入れなども湿気がこもりやすいので、扉を開けて湿気を逃がすと、カビやにおいを防ぐのに効果的です。
通水をおこなう
水道を長期間使わずに放置すると、水道管が錆び、破裂する可能性があります。
また、排水口の下は、下水管からのにおいを防ぐために、「封水」と呼ばれる水が溜まる仕組みになっています。
封水が蒸発すると、室内に下水管のにおいが充満するだけでなく、水道管からネズミや害虫が侵入する可能性があります。
管理に訪れた際には、水を入れたペットボトルを持参し、通水しておきましょう。
雨漏りしていないかチェックする
人が住んでいれば、故障や劣化に気づき補修することができますが、空き家の場合は、気付くのが遅くなります。
雨漏りを放置しておくと、カビが発生し、天井・柱などを腐らせる原因になります。
管理に訪れた際には、天井にシミができていないか、壁紙が剥がれていないかなどをチェックしましょう。
掃除をおこなう
室内の掃除を入念におこないましょう。
また、敷地内に雑草が生えていると、害虫などが発生するかもしれません。
隣人とのトラブルの原因になる可能性があるので、敷地内の手入れもおこないましょう。
建物の劣化を確認する
瓦や雨どい、外壁、タイルなどに問題がないかを確認しましょう。
台風や大雨のあとは、とくに気を付けて確認するように注意してください。
遠方に住んでいるなどの理由から、空き家の管理に訪れることができない方は、空き家の管理を扱う管理会社に依頼するのも良いでしょう。
管理会社に依頼すると、空き家を定期的に巡回し、通風・通水・清掃などをおこなってくれます。
費用は、地域やサービスによって異なりますが、1か月あたり5,000円から1万円が相場です。
遠方から管理に訪れるための交通費などを考えると、管理会社に依頼したほうが安くなる可能性もあります。
ご自身の状況を考慮して、検討してみると良いでしょう。
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前章でお伝えしたような管理を怠り、相続後に空き家を放置した場合には、どのようなデメリットが生じるのでしょうか。
ここでは、考えられるデメリットをいくつかお伝えします。
一般的に、空き家は旧耐震基準で建てられた古いものが多く、大きな地震が発生すると倒壊する可能性があります。
また、人が住まなくなったことで、柱や基礎が急速に劣化するため、さらに倒壊のリスクが高まるでしょう。
人が住んでいないことから、犯罪者が住みついたり、放火犯に狙われたりと、犯罪に利用される可能性があります。
不法投棄をされるケースもあり、処分する費用は空き家の所有者が負担しなければなりません。
野生生物などが住み着き、建物に傷を付けたり、糞尿により悪臭を発生させたりすることも考えられます。
悪臭だけでなく、人に危害を加えるような生物の巣になれば、近隣の住民にも被害が及ぶ可能性があるでしょう。
不動産を所有しているだけで、固定資産税がかかります。
活用していない空き家でも税金を払う必要があるため、放置が続けば、無駄な出費も続くことになります。
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それでは最後に、ここまでお伝えした空き家の管理方法や、放置することで生じるデメリットを踏まえて、終活に向けておこなえる対策をご紹介します。
まずは、自分が亡くなったあと、あるいは管理能力が低下した際に、不動産をどうするのかを、前もって家族で話し合っておくことが対策として一番大切なことです。
先ほどもお伝えしたように、遠方に住んでいる場合は管理が難しく、管理会社に依頼すれば費用がかかります。
そのまま放置しておくとさまざまなデメリットが生じるため、そういった問題点を家族で話し合い、不動産をどうするかを決めておくと良いでしょう。
不動産をどうするかについて迷った場合は、不動産会社に相談してみましょう。
次のような選択肢があるので、検討してみてはいかがでしょうか。
賃貸物件として活用する
相続後、誰も住む予定がない場合は、賃貸物件として活用するのも対策の一つです。
しかし、借り手が見つかるのか、また管理方法など、不安もあるでしょう。
また、リフォームが必要な場合は、費用を準備しておかなければなりません。
不動産会社に仲介を依頼して売却する
不動産会社と媒介契約を結び、売却する方法もあります。
しかし、建物の状態や立地によっては、売却するのに時間がかかる可能性があります。
不動産会社に買い取ってもらう
買取もおこなっている不動産会社に依頼すれば、売却に時間がかからず、早く現金化できます。
買取を依頼することを決めておけば、相続後に親族間でトラブルになるリスクも回避でき、自宅が空き家として放置される心配もいりません。
相続後、空き家になる可能性がある場合は、対策として買取を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社は、すぐに売却価格を試算したい方のための「不動産査定」を無料にてご利用いただけます。
買取も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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相続後に空き家になってしまった不動産は、適切な管理をおこなう必要があり、放置しておくとさまざまなデメリットが生じます
「不動産をどうするか」という問題は、相続後にトラブルに発展する可能性もあります。
デメリットやトラブルを回避するためにも、終活に向けて早めに対策を考えておきましょう。
弊社は、府中市を中心に多摩地区全域で、不動産売却のサポートをおこなっています。
住まいの終活をお考えの方、また相続した不動産の売却をお考えの方は、ぜひ「府中まちづくり不動産」にお任せください!
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